3月決算法人の株主総会(6月下旬)が近づいています。
今年も多くの上場会社が監査法人を変更することになるのでしょう。
具体的な統計データに基づいて書いているわけではありませんが、近年、頻繁に聞こえてくるようになりました。
時代の流れを感じますが、10年以上前は監査法人の変更などほとんどなかった様な気がします。
当時は、私も含めて多くの人は、監査法人の変更があれば、「その会社に何か問題でもあったのか?」と疑っていたのではないでしょうか?
ところで、監査法人の変更の理由としては、表向きには「任期満了のため」としているケースが多いように思います。
でも、実際のところどうなんでしょうか?
・内部統制や会計処理に関する意見の相違
・監査法人のレベルが低すぎる
・相性が合わない
など、いろいろと大人の事情があるのかもしれません。
しかし、中には監査報酬の値引競争による変更もあるのではないかと思います。
一般に、監査報酬は監査日数×報酬単価で見積もられることが多いのですが、そのような監査法人はおそらく監査日数で調整しているのでしょう。
そうでなくとも、日本の監査は欧米と比べて監査日数が少ないと言われているのに。。。
それ以前に、そういう手法で監査契約を結んだ会社との間に、「特別な利害関係はない。」とどうして言えるのでしょうか?
信和綜合会計事務所(大阪市中央区の税理士法人)
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