先週の木曜日のお昼から妻と京都の東山に行ってきました。
今回は、以前から楽しみにしていた時計の新作展示会を見るのが目的でした。
会場は「THE SODOH(艸堂)」という趣深い日本建築だったのですが、竹内栖鳳という近代日本画家のアトリエだったところです。
私はそれまで知りませんでしたが、竹内栖鳳は横山大観とともに第一回文化勲章を受章した巨匠だそうです。
ちなみに「艸」という漢字は初めて知りました。
かなり前から予約していましたので、名前を言うだけでスムーズに受付を済ませることができました。
受付のところで何か書かされている人もいましたので、予約なしでも入場できたのかもしれません。
メインの時計のフロアには多くの美しいモデルが並べられ、精密機械の範疇を超えた芸術品を堪能することができました。
ただ、雑誌で新作をほとんど把握している私にとっては目新しいものは少なく、こんなものかと思っていた矢先、背後から人の気配が!?
なんとその人は「時の哲学者」ともいわれている創業者でした。
どうやらランチを食べにその場所に戻ってこられたようです。
妻は一緒に写真を撮りたがっていましたが、食事中に押しかけるのは失礼かと思い、何とか抑えました。
私は彼と同じ空間を共有できただけで幸せです。