TBSの日曜ドラマ「華麗なる一族」に少しはまっています。
私の生まれ育った高砂市に近い地域での実話に基づいているからなのかもしれません。
私の義理の父も姫路で鉄鋼に関する仕事をしており、ドラマのモデルとなった「SY特殊製鋼には残念ながら高炉は無い。」などと言って、テレビにかぶりつきのようです。
昨日の放送では、銀平さんが良い事を言いました。
「貴方には企業を育成しようという銀行家としての信念が無い。」
今の銀行にそのような信念があるか否かはコメントしません。
ただ、ドラマの中でよく出てくる「メインバンク」という言葉は死語になりつつあると思います。
メインバンクであるか否かに関わらず、内容の良いところには融資したいが、内容の悪いところには融資したくないというのが、バブル崩壊後の銀行の本音です。
ここでいう「内容」は会社の収益性です。
所有不動産の内容・銀行との取引年数といったものより、今後どれだけ利益を計上できるかが重視されるのです。
つまり、収益性向上の努力を行うことが、最良の銀行対策なのです。
最近、コンサル会社や一部の会計事務所などで、「銀行対策を代行します。」という広告が目立ちますが、外部者が、形式だけの利益計画や資金計画を取り繕っても意味は無いのではないかと思います。
経営者自らが、頭をひねって考えた利益計画や資金計画でなければ意味がないのです。
会計に携わる我々は、経営者に数字に強くなっていただくためのサポートを行っていくことが使命だと思っています。
大阪市中央区の信和綜合会計事務所
http://www.shinwa-ac.net/