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守秘義務

横綱の朝青龍関が、テレビCM出演料などの所得に関して、2005年までの3年間で約1億円の申告漏れを東京国税局に指摘され、修正申告した旨の報道がありました。

私はこのような報道を耳にするたび、強い憤りを禁じえません。
そもそも、修正申告は行政処分ではありませんので、外部に公表されることありません。
にもかかわらず、某新聞社が報道したのは、誰かはわかりませんが、「守秘義務」を果たさなかった人が確実に存在するからなのです。

守秘義務とは、職務上知った秘密を守る義務のことです。
守秘義務にも、法律で定められたものと当事者間の契約により定められたものがあります。
国税当局の職員は、国家公務員法で守秘義務が定められています。
税理士も、税理士法で守秘義務が定められています。
また、納税者側と雇用関係にある人間であっても、雇用契約に守秘義務が付記されているはずです。

誰が守秘義務違反をしたかを推定することは差し控えますが、違反者は強く反省するべきだと思います。

大阪市中央区の税理士事務所
http://www.shinwa-ac.net/
信和綜合会計事務所