ゴールデンウィーク中は妻の母のカフェでゆっくりすることができました。
イベントも盛況でたくさんのお客様にお越しいただきました。
私は甥っ子のお守りとくじ引きの景品を運ぶ係でしたのでそれほどではありませんでしたが、妻や母はとても忙しそうでした。
初日はお昼ごはんも食べられなかったようです。
ところで、カフェにはいくつかの「お宝」があります。
その中の一つが写真の壁掛け時計です。
木製の筐体と黒光りした振子に歴史を感じますが、ゼンマイ式なのにとても正確に時を刻みます。
この時計は愛知時計電機株式会社製で、「Made in Occupied Japan」の表示があります。
Occupied Japanとは占領下の日本という意味で、輸出貿易が再開された1947年(昭和22年)ごろから主権回復を果たす1952年(昭和27年)までの約5年間に、この時計が輸出向けに製造されたことを示しています。
マニアの間ではそれなりの価格が付けられるかもしれません。
それはともかく、明治31年創業の「愛知時計電機株式会社」という会社が現在でも上場会社として健在であることには驚きました。
創業115年。
「Made in Occupied Japan」から「Made in Japan」を経験した会社。
歴史のある会社が多い国はすばらしい。