先日、出版社G社が営業のため訪問したいと電話してきたので会うことにしました。
訪問日当日、予定時刻の11:00を過ぎても担当者は現れません。
11:30を過ぎて、先方にこちらから電話をしました。
原「訪問時刻は11:00だったはずでしたが?」
G社「いえ、13:00に伺う予定ですが。」
原「それなら30分くらいしか時間がありませんがよろしいですか?」
G社「はい、それで充分です。」
原「それでは13:00にお待ちしています。」
弊事務所のスタッフが午後から先約がある旨をはっきり伝えたはずなのに、なぜ13:00からとスケジュールするのかとは思いましたが、気持ちを落ち着けて待つことにしました。
おそらく面談のアポイントを取ることだけに夢中になり、人の話を聞かない人なのでしょう。
13:00前にG社の担当者は現れました。
よくある世間話もなく、出版の話が始まります。
G社「うちではゴーストライターが執筆を担当します。」
原「作者が執筆しないのですか?」
G社「はい、一回2時間の取材を10回ほどさせていただきます。」
原「へぇ~。」
G社「どうかされましたか?」
原「私はそんなインチキは嫌いです。」
その直後、G社の方には丁重にお帰りいただきました。
世の中の出版物にもG社と同じようにゴーストライターが書いているケースはあると思いますが、「ゴーストライターが執筆を担当します。」と宣言するのはどうかと思います。
「時間をかけずにゴーストライターに執筆させて本業のマーケティングをしませんか?」というパッケージ商品を売るというビジネスモデルなので、仕方がないのかもしれません。
しかし、少なくとも私はゴーストライターを利用することはありませんし、そういう目で見られる出版社から本を出すこともありません。
税理士法人信和綜合会計事務所
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