一ヶ月ほど前のことですが、某商工会議所を名乗る人から連絡があり、商工会議所の事業内容の紹介を兼ねて弊事務所に訪問したいとのことでした。
特に断る理由もないので、先週にお越しいただきました。
当日、商工会議所の職員の方が来られるものと思っていましたが、来られたのはかなり年配の方でした。
定年後も再雇用された方なのかなと思いながら話を聞いていると、どうやら商工会議所の職員ではない様子でした。
話の内容は、商工会議所がどのような組織でどのような事業をやっているかという説明がほとんどでした。
要するに「会員になりませんか?」ということだったのですが、最後に私は質問しました。
「世間の事業者の方は商工会議所に何を求めて会員になるのですか?」と。
予想通り、福利厚生や融資制度など、的を射ない回答が返ってきましたので、丁重にお帰りいただきました。
帰られた後、もらった名刺をよく見てみると、提携会社「株式会社○○」と書かれていました。
来られた方が「株式会社○○」に所属している人なのかは知りませんが、もしそうであるとすれば残念です。
商工会議所は組織維持のために会員拡大活動を推進しているようですが、少なくとも商工会議所のメリットを十分に説明できないような人が外回りをすべきではありません。
危機感を感じているのなら、職員自ら外に出るべきです。
私は過去に一度も商工会議所の会員になったことがありません。
残念ながら、私にとって魅力を感じる部分が全くないからです。
巷では商工会議所の存在意義が問われているようですが、そんなことはもうすでに結論が出ているのではないでしょうか?
ちなみに、私は納税協会の会員にもなったことはありません。
もちろん、今後もなるつもりはありません。
税理士法人信和綜合会計事務所(大阪市中央区)
http://www.shinwa-ac.net/