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五十にして骨を折る

本日、50歳になりました。
ギプス姿での誕生日です。
「五十にして骨を折る。」
先日、生まれて初めて骨折してしまったのです。

お客様との食事会の後、お客様と別れて地下鉄のエスカレーターに乗りました。
その直後、エスカレータの降り口付近でバランスを崩し、前につんのめってしまいました。
咄嗟に荷物を持っていなかった右手が出て体重を支え切れなかったため、手首のすぐ下の骨が折れてしまったのです。
頭や腰を打たなかったことが不幸中の幸いでした。

二度目の大怪我で感じたこと。
それは、階段やエスカレーターは危険な場所であるということです。
いずれも転倒すれば大怪我になることは不可避ですので、これからはポケットに手を入れたりせず、手すりを持つようにしようと思いました。
また、エスカレーターを歩く人もどうにかしてほしいと思います。

それはさておき、私はダラダラと50歳になってしまいました。
それ故、天命を知るという境地には至らず、いまだに惑いもあります。
しかし、私はそれでよいと思っています。
私共のような仕事の場合、何年やってもわからないことが尽きることはありませんし、やりたいなと思うことも湧いてきます。
探求心や冒険心がなくなったときは、仕事に対する意欲もなくなっているかもしれません。
そのときが来るまで、精一杯頑張ります。


令和元年10月
原昇平