辞書によると、景気とは「売買・取引などの経済活動の状況」と書かれています。
しかし、私は心理的な要素の方が強い概念だと考えています。
好景気とは多くの人が上を向いている状態であり、逆に、不景気とは多くの人が下を向いている状態ではないでしょうか?
マスコミは、連日のように、株価低迷とあわせて「不景気」を報道しています。
それも日本経済が再起不能であるかのごとく、極端に煽っています。
マスコミは煽るのが仕事なのかもしれませんが、煽られた視聴者は余計に下を向いてしまうことになり、事態をより深刻にすることになります。
残念なことに、バブル崩壊時の教訓が全く活かされていません。
とにかく、経済評論家や株式評論家の人に言いたいことがあります。
「判らないのなら黙っていてほしい。」
あくまで私見ではありますが、
景気に関しては、1億2千万人の基礎的消費があることを忘れるべきではありません。
また、日本人の有する預貯金は想像もできないほど多いことも忘れてはなりません。
つまり、日本の経済規模は一定規模以下にはならないはずなのです。
また、好景気と不景気は循環するものであり、いずれは景気の拡大局面に転換するのです。
(世界史上、私の知る限り、景気循環の例外は僅かに1カ国だけです。)
更に私見ではありますが
株価に関しては、個別銘柄を見る限り、売られ過ぎている水準です。
週末の水準を大幅に下回ることは考えにくいのではないかと思います。
日本経済が一定の経済規模を有する以上、日本企業の価値がゼロに近づくことはありえないのです。
はっきり言いますと、私は煽ることしか能のないマスコミが大嫌いです。
そして、私は「景気が悪い。」や「不景気だから。」とは絶対に言いません。
どんな状況でも、上を向いていたいと思います。
信和綜合会計事務所(大阪の税理士法人)
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