第2四半期卸売業編/税理士法人信和綜合会計事務所

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第2四半期(4〜6月)  

4月

7.ピクトリア社長 「デビット、顧客を開拓できたの?」
  デビット       「申し訳ありません。まだ顧客を開拓できておりません」
  ピクトリア社長 「何をやってるのよ!早く開拓してきなさいよ!」
  デビット       「はいっ!」


 
5月

8.デビット     「ディスカウントストア丙社を開拓できました!しかし、毎月商品A
             (売価@110)を毎月10個納品し、代金は、月末締の翌月10日に手形(注1)で
             支払う条件を提示されました。手形の期日は、手形を発行した日から100日後と
             のこと。
             ピクトリア社長、いかがいたしましょう?」
  ピクトリア社長 「この際、売上が必要だから仕方がないわね、それで契約するわ」
  デビット      「ハラ先生に相談しなくてもよろしいのでしょうか?」
  ピクトリア社長 「相談なんて必要ないわ、商売に税理士は関係ないじゃない」
  デビット      「わかりました!」

6月

9.デビット    「6月から、丙社と取引を開始しました」

           ●商品A販売個数 130個(乙社40個×3ヶ月+丙社10個×1ヶ月)
           ●売れ残り      50個(前月残高30個+仕入50個×3ヶ月−販売個数130個)


B 貸 借 対 照 表
  (6/30 現在)
資 産
現金及び預金 5,900
   
売掛金 5,900
商品 5,000
   
   
   
   
負 債
買掛金 5,000
   
   
純資産
資本金 10,000
利益剰余金 1,800
(内 当期純利益 700)
G 損 益 計 算 書
 (4/1〜6/30)
費 用
売上原価 13,000
人件費 1,500
   
地代家賃 300
   
   
   
 当期純利益 700
収 益
売上高 15,500
   
   
   
   
   
   
   

 

 

  売 上 高 (乙社分商品A販売120個×売価@120)+(丙社分商品A販売10個×売価@110)
  売 上 原 価 商品A販売130個×原価@100
  当 期 純 利 益 収益(15,500円)-費用(14,800円)
  利 益 剰 余 金 前月残高(1,100円)+当期純利益(700円)
  売 掛 金 前月残高(4,800円)+売上高(15,500円)−乙社振込入金(14,400円)
  商   品 売れ残り50個×原価@100
  現金及び預金 前月残高(8,300円)+売掛金の振込入金4〜6月(14,400円)−買掛金の支払4〜6月(15,000円)−人件費(1,500円)−地代家賃(300円)
   
赤字部分が資金収支


(注1)将来の特定の日(期日)に特定の金額を支払うことを約束した紙切れ。 



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